夏のレジャーシーズン到来|海水浴・プール・BBQで起こりやすい体の不調と予防策

7月に入り、いよいよ本格的な夏のレジャーシーズンが到来しました。海水浴やプール、BBQなど、楽しいイベントが目白押しの季節ですが、この時期になると当院には「海水浴の後から腰が痛い」「プールで泳いだら肩こりがひどくなった」「BBQの後、なんだか体がだるい」といったご相談が増えてきます。

夏のレジャー活動は、私たちに楽しい思い出をもたらしてくれる一方で、普段とは異なる動きや環境により、思わぬ体の不調を引き起こすことがあります。しかし、適切な準備と予防策を知っていれば、これらのトラブルは十分に回避できます。

今回は、夏の代表的なレジャー活動で起こりやすい体の不調と、その効果的な予防策について詳しく解説いたします。楽しい夏の思い出を体の痛みで台無しにしないよう、ぜひ参考にしてください。

目次

海水浴で起こりやすい体の不調

腰痛・ぎっくり腰のリスク

海水浴場での腰痛は、想像以上に多い症状です。主な原因として以下が挙げられます:

砂浜歩行による負担 砂浜は不安定な路面のため、バランスを取ろうとして腰周りの筋肉に過度な緊張が生じます。特に、重い荷物を持ちながらの砂浜歩行は、腰椎に大きな負担をかけます。

海水温による筋肉の冷え 海水温は体温より低く、長時間浸かることで腰周りの筋肉が冷えて硬くなります。この状態で急激な動作を行うと、筋肉の損傷やぎっくり腰を引き起こすリスクが高まります。

波の抵抗による無理な姿勢 波に抗って立っていようとする際、無意識に腰を反らせたり、不自然な姿勢を取ることがあります。この状態が続くと、腰椎や周辺筋肉に過度なストレスがかかります。

首・肩の痛み

波酔いによる首の緊張 波の揺れに対応しようとして、首の筋肉が常に緊張状態になります。また、波しぶきから顔を守ろうと首をすくめる動作が続くことで、首こりや肩こりが発生しやすくなります。

日焼け止めの塗り忘れによる炎症 首や肩の日焼けは、皮膚の炎症を引き起こし、それに伴う筋肉の緊張や血行不良により、痛みやこりを増強させます。

足首・膝の負担

不安定な砂地での転倒リスク 砂浜は足を取られやすく、バランスを崩した際に足首を捻挫するリスクが高まります。また、波打ち際では石や貝殻による足の怪我も起こりやすくなります。

プールで起こりやすい体の不調

肩関節の障害

水泳による肩のオーバーユース 久しぶりの水泳で肩を酷使すると、肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)や腱板損傷のリスクが高まります。特に、普段運動不足の方が突然激しく泳ぐことで起こりやすくなります。

不適切な泳法による負担 正しくない泳法は、肩関節に無理な負担をかけます。クロールでの肩の回し方や、平泳ぎでの肩甲骨の使い方が不適切だと、肩周りの筋肉や関節に過度なストレスがかかります。

首の痛み

息継ぎ時の首の負担 クロールや平泳ぎでの息継ぎ時に、首を過度に反らせたり捻ったりすることで、頸椎に負担がかかります。特に、プールサイドの人と話しながら泳ぐなど、不自然な首の動きが続くと症状が現れやすくなります。

腰痛

プールサイドでの姿勢 プールサイドに長時間座っていたり、足だけを水に浸けた状態で過ごすことで、腰への負担が蓄積されます。また、冷たい水と暖かい空気の温度差により、腰周りの筋肉が緊張しやすくなります。

飛び込み動作による衝撃 不適切な飛び込みは、着水時の衝撃が腰椎に直接伝わり、椎間板や腰椎に損傷を与える可能性があります。

BBQで起こりやすい体の不調

長時間の立ち作業による負担

腰への持続的負担 BBQでの調理は、コンロの高さに合わせて前かがみの姿勢を長時間続けることが多く、腰椎や腰周りの筋肉に持続的な負担をかけます。

足の疲労とむくみ 長時間の立ち仕事により、足の筋肉疲労やむくみが生じやすくなります。特に、硬い地面での立ち作業は、足底や下肢全体への負担が大きくなります。

不安定な姿勢での作業

しゃがみ込み動作の繰り返し 食材の準備や片付けで、しゃがんだり立ったりの動作を繰り返すことで、膝関節や股関節に負担がかかります。また、重い荷物の運搬時にバランスを崩しやすくなります。

暴飲暴食による内臓疲労

消化器系への負担 BBQでは普段より多く食べがちで、また冷たい飲み物を大量に摂取することが多くなります。これにより消化器系に負担がかかり、内臓疲労から全身の倦怠感や肩こりを引き起こすことがあります。

アルコールによる脱水 ビールなどのアルコールには利尿作用があり、脱水状態を引き起こしやすくなります。脱水は血液循環を悪化させ、筋肉の緊張や疲労を増強させます。

レジャー活動共通のリスク要因

紫外線による疲労

強い紫外線は皮膚の炎症を引き起こすだけでなく、全身の疲労感を増大させます。日焼けによる軽度の炎症反応は、体力を消耗し、筋肉の回復を遅らせる要因となります。

脱水症状と電解質バランスの乱れ

夏のレジャー活動では大量の汗をかくため、水分と電解質が失われやすくなります。脱水状態は血液循環を悪化させ、筋肉の栄養供給を阻害し、疲労や痛みを引き起こしやすくします。

睡眠不足による回復力低下

レジャーの興奮や環境の変化により、普段よりも睡眠の質が低下することがあります。十分な睡眠が取れないと、筋肉の回復が遅れ、翌日以降の体調不良につながります。

効果的な予防策

海水浴での予防策

事前準備

  • 海水浴前のストレッチを必ず行う
  • 腰周りと肩周りの筋肉を重点的にほぐす
  • 砂浜用のサンダルを着用し、足元を安定させる

活動中の注意点

  • 海に入る前に、海水で体を慣らしてから深い部分へ移動
  • 波に逆らわず、自然な動きを心がける
  • 定期的に陸上で休憩を取り、筋肉を温める

荷物の運搬

  • 重い荷物は複数人で分担する
  • キャリーカートの活用で腰への負担を軽減
  • 荷物は体に近づけて持ち上げる

プールでの予防策

水泳前の準備運動

  • 肩関節の回旋運動(前後各10回)
  • 首のストレッチ(左右各10秒)
  • 腰部の回旋運動(左右各5回)
  • 足首の回転運動(各足10回)

適切な水泳方法

  • 久しぶりの水泳は短時間から始める
  • 正しい泳法の確認(可能であれば指導を受ける)
  • 息継ぎ時の首の動きは最小限に抑える
  • 疲労を感じたら無理せず休憩する

プール環境での注意

  • プールサイドでは滑りにくいサンダルを着用
  • 長時間同じ姿勢を避け、定期的に体勢を変える
  • 飛び込みは十分な深さを確認してから行う

BBQでの予防策

作業環境の改善

  • 調理台の高さを体に合わせて調整
  • 長時間の立ち作業では足元にマットを敷く
  • 定期的に座って休憩を取る

作業姿勢の工夫

  • 前かがみの姿勢を避け、できるだけ体を起こす
  • 重い物を持つ時は膝を曲げて腰を保護
  • しゃがみ込み動作では、片膝をついて負担を分散

食事と水分摂取

  • 適量の食事を心がけ、暴飲暴食を避ける
  • アルコールと同量以上の水分を摂取
  • 塩分補給も忘れずに行う

レジャー後のセルフケア

即効性のあるストレッチ

腰痛予防のストレッチ

  1. 膝抱えストレッチ:仰向けで両膝を胸に引き寄せ30秒キープ
  2. 腰部回旋:仰向けで膝を立て、左右に倒す(各30秒)
  3. キャット&カウ:四つん這いで背中を丸めたり反らしたり(10回)

肩こり解消のストレッチ

  1. 肩甲骨寄せ:胸を張りながら肩甲骨を背中の中央に寄せる(10秒×5回)
  2. 首の側屈:首を左右に傾けて側面の筋肉を伸ばす(各20秒)
  3. 肩回し:大きく円を描くように肩を回す(前後各10回)

入浴による疲労回復

効果的な入浴方法

  • 38〜40度のぬるめのお湯に15〜20分浸かる
  • 炭酸系入浴剤で血行促進効果を高める
  • 湯船の中で軽いマッサージを行う
  • 入浴後は十分な水分補給を行う

睡眠環境の整備

質の良い睡眠のための工夫

  • レジャー当日は普段より早めの就寝を心がける
  • 室温を26〜28度に設定し、快適な睡眠環境を作る
  • 就寝前のストレッチで筋肉の緊張をほぐす
  • アルコールを摂取した場合は、より多くの水分補給を行う

整体の観点からの夏レジャー対策

事前の体調チェック

当院では、夏のレジャーシーズン前に体の状態をチェックし、潜在的な問題を早期発見することをお勧めしています。普段の姿勢の癖や筋肉の硬さ、関節の可動域制限などを把握しておくことで、レジャー中の怪我を予防できます。

カスタマイズされた準備運動

個人の体の特徴に合わせた準備運動の指導を行っています。例えば、普段から肩こりがある方には肩甲骨周りの可動域を広げる運動を、腰痛持ちの方には腰部の安定性を高める運動を重点的にお教えします。

レジャー後のメンテナンス

楽しいレジャーの後でも、体には確実に疲労が蓄積されています。早期のメンテナンスにより、疲労の慢性化や痛みの発生を防ぐことができます。

整体によるアフターケアの効果

  • 筋肉の緊張緩和と血行促進
  • 関節の可動域回復
  • 自律神経のバランス調整
  • 睡眠の質の向上

個別の生活指導

レジャー活動の内容や個人の体質に合わせて、具体的な予防策や対処法をアドバイスしています。また、次回のレジャーに向けた体作りのサポートも行っています。

まとめ

夏のレジャー活動は、私たちの心と体に大きな喜びをもたらしてくれますが、同時に普段とは異なる負担も与えます。しかし、適切な準備と予防策、そしてアフターケアを行うことで、これらのリスクは大幅に軽減できます。

重要なのは、「楽しいから大丈夫」と油断せず、体の声に耳を傾けながら活動することです。また、レジャー後の体のメンテナンスを怠らないことで、夏の思い出を痛みで台無しにすることなく、次のレジャーも元気に楽しむことができます。

当院では、夏のレジャーシーズンに向けた体の準備から、レジャー後のケアまで、トータルサポートを提供しています。「楽しい夏を健康に過ごしたい」「レジャー後の体の痛みを何とかしたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

専門的な知識と経験を活かして、皆様の夏のレジャーがより安全で楽しいものになるよう、全力でサポートいたします。体の小さな違和感も見逃さず、早めのケアで大きなトラブルを防ぎましょう。


夏のレジャーを安全に楽しむための体のメンテナンスは、当院にお任せください。レジャー前の体調チェックから、レジャー後のケアまで、専門スタッフが丁寧にサポートいたします。ご予約・ご相談はお電話またはWEBから承っております。

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この記事を書いた人

株式会社ACTX代表取締役 兼 現役理学療法士
回復期・外来・訪問といったリハビリテーションに従事。兼業という形で、整体・自費リハ事業を開業。法人設立後、美容業界で話題の施術機器WINBACKを導入し、新しい整体・リハビリテーションの形を実現していく。

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