令和5年2月10日に、WINBACK×治療家における対談・インタビュー企画を行いました!
清家 卓仁(せいけ・たくひと)
柔道整復師。23歳で新店舗の立ち上げ分院長に就任。WINBACK(ウィンバック)と出会い、どこに行っても良くならず痛みに悩んでいた高齢の患者さんの、手技だけでは取り切れない症状が驚くほど改善したことに感動。現在は(株)ビューティーキャラバンに所属し、京都サンガF.C.やINAC神戸などのスポーツチームへの技術提供やトレーニングも手掛ける。
今日は大阪に来まして、ビューティーキャラバンにお邪魔しています。僕たちもWINBACKを取り扱って、半年くらい経ちますが、その中でお世話になっていますビューティーキャラバンの清家先生と対談をさせて頂きます。宜しくお願いします!
清家 まずは簡単に自己紹介させて頂きますね。
改めまして、ビューティーキャラバンの清家と申します。ちょっと聞き馴染みが無い名前かなと思いますが、清(きよ)い家と書きまして、「せいけ」と読みます。もともと私は愛媛県の方で接骨院を6年間勤め、2年間自分で経営もしていて、そこから大阪に出てきて、ユーザーでもあったWINBACKを治療家さんに素晴らしい機械というのを知ってもらうために、今ここにいます。
早速ですが、最初に聞いてみたいことがあったんですけど、WINBACKとどうやって知り合ったのか、きっかけを教えて頂きたいと思います。
清家 きっかけは、もともと勤めていたところの社長に、ビューティーキャラバンの社長とこの機器を紹介してもらいました。ただ(当時)僕はWINBACKを知らぬままお店にあったという状況でした。(WINBACKの)デモなどで見ていたりはしていたが、理解はしていませんでした。ただ単にお店にあった機械、だいたい2年くらいほこりをかぶらないようにタオルをかけていた状態でした(笑)
私もきっかけを話させて下さい!
おととしの秋に、営業の方からチラシを頂いたんですよね。その当時は、(値段が)高い機械ですし、自分で取り扱ってみたいけど、なかなか手が出せないなーと思っていたところで、最初はお試しで貸して頂きました。
私はクリニックで電気や低周波の機械などを扱いながらリハビリをやっていますが、ラジオ波を使ってみた際に最初はやり方もよく分からない状態でいきなり患者様に使ってみたところ、(WINBACKを)流すだけでも効果が出るのを目の当たりにしました。そこから3ヶ月ほど使用させて頂いて、これは借金してでもやりたいなと!(笑)それで購入に至りました。
現在はビューティーキャラバンに入社されて、どのような活動をされているのですか?
清家 治療家としては私もそうでしたが、高周波ってなんや?というところから入ると思います。僕も理解をしていなかったから(以前)タオルをかけていましたし、治療院で刺激のある低周波や中周波をはじめとした電気が主流だと思うんですよ、筋肉を動かして血流を良くして、コリを解消しましょうとかね、というような機械が多いです。高周波ってそもそも何か分からない、だからこそ新しい物にどう対応していったらいいのか、今まである物にしがみついていても新しい結果で生まれないですよね。僕がそれを感じたからこそ、例えば患者さんがこれ以上良くならない、壁にぶち当たっている状況にある先生方に、新しい提案と(WINBACKが)こういった結果が出ていますよとお伝えする活動を主にしています。
なるほどです。先ほど(対談前)清家先生の治療を受けさせて頂いたんですけど、めちゃくちゃ体が軽くなって、凄いなという一言です!現在、WINBACKを使って治療・整体という形でやられていますが、治療家目線でのWINBACKはどのようにお考えなっているのでしょうか。
清家 皆さんに一番に伝えたいのは、(WINBACKは)「最大の助手」であるということ。みな機械をメインにしてしまう。「機械で痛みを取りたい」「機械で完結させたい」「五十肩の人にはどう当てたらいいのか」「腰痛を軽くするにはどうしたらいいのか」というような機械ですべてやろうとしてしまっている。あくまでも助手で、その人がどうしてそうなったのかを先生たちが判断してあげなくてはいけなくて。五十肩や腰痛でも、100人いたら100通りの症状・結果がある。だからこそ、この人のコリを取りたい、そのコリはどうして起きているのか、と原因を考えていくことが大事ですよね。それに対して、僕がやりたい施術をWINBACKが助手として一緒に治していくというような感覚ですね。
私もWINBACKを最初に使ってみて、自分の技術も大事にしながらWINBACKを扱えるというのが、特徴かつ魅力でもあるなと思います。どうしても機械を扱うと自分よりWINBACKというような、WINBACKを全面的に推してしまいがちです。先ほど清家先生の治療を受けさせて頂いて、自分の(治療に対する)考え方を改めることが出来ました。
清家 (自分は)ちょっと独特な治療をするので、感想が出にくいじゃないかなと思いますね(笑)
たしかに、「すごい!」としか言いようがなかったですね(笑)
清家 僕らが外から与える影響と、体の中で起きていることは全然違うというか。例えば、会社の中で働いてくれている従業員さんたちは、綺麗な会社では働きやすいかもしれないけど、働く能力を持っていない可能性もありますよね。なので、僕たちは会社という環境つまり「カラダ」を整えてあげる、そこに会社で働いている社員さんつまり「細胞」たちをWINBACKが刺激して代謝を促進して若返らす。若返るというよりかは、ちゃんと働ける年齢の代謝量を取り戻すという感じですかね。このように「外側から」と「内側から」というように両方からアプローチすることで相乗効果を生むことが出来る、先生たちが期待している結果というのが出やすいのかなと思います。
次に一番聞いてみたいことがあるのですが、WINBACKを治療家・リハビリ業界に広めていくにあたり、課題点に関してどのようにお考えなっているでしょうか。
清家 やはり治療やマッサージとなると、皆さん「体感」が欲しいですよね。マッサージも強く押された方が効いている気がするとか、電気もちょっと強くしてほしいとか、そういう訴え多くないですか。
めちゃくちゃ多いですね。
清家 自分に与えた刺激がないと、それに相当する対価が得られないと思っている方がすごく多くて、高周波というのも温熱機器の印象が強く、WINBACKも熱でどうにかする熱で代謝を上げるというイメージが強いです。(対談前の治療で)体を触られたときに熱感をそんなに感じていなかったと思うんですよ。だからこそ、体感がないから伝えにくいところも課題かなと。
あと日本に入ってきてまだ5年、本場フランスでも(使われるようになってから)まだ10年、それこそエビデンスというところが弱いものになってくるので、エビデンスがないじゃないかと言われてしまうとそこまでかもしれない。エビデンスを先生たちと一緒に作っていきたい、新しい治療業界を育てていくには必ず必要になってくるんではないか思います。
僕らも半年間、リハビリ・理学療法のノウハウを使ってWINBACKと組み合わせてやっていますが、まだ運動的に使うというところでは確立されていないかなというところで、施術器具などの開発もされていると思うので、リハビリテーション的な分野でも活用しやすいパーツでも出てくると、リハ業界でも浸透しやすいのかなと思いますね。
清家 北爪先生は、一般のサロンや接骨院では診る事のできない片麻痺であったりとか、パーキンソン病であったりとか、車椅子の方たちなどへのアプローチ・施術をたくさんして頂いているので、僕ではそれが出来ないことですし、エビデンスではないけど、n数(エヌ数)というんですかね、症例数がたくさん増えてほしいですね。やっぱり病院であったりとか、他の接骨院・治療院とかでお手上げな人たちというか、行き場を失っている藁(わら)にもすがりたい人たちもたくさんいると思うので、そういった人たちの人生を変えてあげるというのを僕は感じていて、患者さんの人生もそうだし、それを扱う先生の自信にもなって、その先生の人生も変わるだろうし、そういったことも皆さんに体験してほしいですね!その感動を広げたいというはものすごく思いますね。
いいですね!僕も以前、清家先生がおっしゃっていた言葉で、WINBACKは温熱機器ではあるけどそれが全てではないと(おっしゃっていた)。少し細かい話をすると、CETとRETの違いとして、CETは温熱の機械だけど、RETこそがWINBACKだ!ということをおっしゃっていて、それがすごい(心に)響いたというか、今までは最初使って熱を出さなきゃいけないという認識が強くかったですよね。私もWINBACKを広める活動に貢献していきたいなと!思っているので、清家先生とともに勉強と切磋琢磨し合いながら、頑張っていけたらと思います!
最後にですが、今後のWINBACKの未来予想図というか、WINBACKが日本でどうあるべきなのかを最後にお聞きしたいですね!
清家 間違いなく今年、さらに来年・再来年と向けて、治療業界にWINBACKが広がっていくだろうなと。その目的で僕も動いています。
WINBACKは内側からのアプローチ・外側からのアプローチ、両方あって成立するもので、これ(WINBACK)があったらすごく結果が出ます。専用のブレスレットもあるし、いろんなパーツもあるので使い勝手もすごく良くて、流しているだけでもいい。私たちは簡単なプロトコルも紹介するんですけども、手技や技術を練習しなくてもいいじゃないかという声も出たりするんですよね。それが誰でも同じ高水準な結果が出せるというメリットもありますが、自分たちがいらなくなってくるというデメリットにもなるかもしれませんよね。簡単なプロトコルであると内側だけに期待しているものじゃないですか、だけどそこに外側(手技・技術)があってこそ相乗効果になると思うので、どうしても機械を主役に考える先生がすごく多いですけど、この機械に負けない自信というか、機械とも切磋琢磨してほしいですね。これから日本の治療家業界のレベルがすごく高くなっていくと思いますが、そこにWINBACKが出てきてくれると僕としては嬉しいです。
やっぱり機械を使うと、機械に依存しやすくなっちゃいますよね。僕も(医療機関での)外来リハビリをやっていて、それを通じてすごく感じている部分でもあって、WINBACKはあくまで助手ですよと思うことが、自分の治療技術・テクニックを向上に繋がると。ほこりかぶらないようにしなきゃいけないですね!(笑)
清家 それこそ、機械要らないよ、(自分の)手だけで治したいという先生は山ほどいると思うんですよ。自分の技術に自信を持っていて、筋肉をほぐす・痛みをとる、そんなの手技で出来るんですよ。それにプラス、自分の手では絶対届かないところがあるので、そこに対して機械を使う、違う手段を使うということがやはり大事になってくると思います。自分の手で治したい、でも結果出てない、困っている人たち山ほど居るってのは、スーパーエゴですよね。治したいから僕らも(治療を)やっているけど治せてない、でも治したい。でも僕はこれをしたい。完全にエゴですよね。この手段(WINBACK)を知っているんだったら、やってあげてこの人が良くなったら、絶対良いじゃないですか!自分のこだわりももちろん大事だけど、ちゃんと場面によって、必要な人にどれを選択するかが大事だと思います。
めちゃくちゃ深いですね!ありがとうございます。
今日はWINBACK対談ということで、清家先生と20分ちょっとお話させて頂きました。
今後、私は理学療法士の資格を持っていますので、理学療法士の新しい働き方の1つとして、このWINBACKと整体あるいは自費リハビリという名称を使って、今後そういった方々が1人でも多く増えてくると、治療家業界がもっと盛り上がってくるかなと思うので、今年1年は僕自身もWINBACKを広める活動に向けてやっていきたいので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ってことで本日はありがとうございました!
清家 今後ともよろしくお願いいたします!ありがとうございました!